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vol.6 結婚・出産を経て夢に向かう道を選んだ二人

vol.6 夢に向かう道を選んだ2人

異なる立場の二人が出会い、化学反応を起こすトーキングルーム。
第六回目となる今回は、フリーカメラマンとしてさまざまな活躍を見せる松本紀子さん(以下、松本)と、某病院勤務で看護師として現場復帰された山本靖子さん(以下、山本)がお送りする、女性の人生における大きなターニングポイントを経てなお、自分の夢実現に向けて突き進む女性お二人の登場です。
今の道を選んだキッカケを教えてください。
松本 フリーカメラマンとして仕事をさせてもらっている今ですが、もともとカメラにハマりだしたのは大学生の頃でした。
その頃、海外を訪れる機会が多くカメラは趣味程度のものでしたが、結婚し、出産までの間に岡山でカメラをやっているたくさんの方と知り合える機会を得たため、どんどんのめりこんでいきました。
出産のタイミングとフリーカメラマンとしてのスタートが重なりはしましたが、ある日を境にここから独立!というようなやり方ではなく、少しずつ依頼として受ける事が増えてきて、次第にカメラマンを名乗る事が出来るようになっていった感じです。
なので昔からの夢というわけでもなかったのですが、この間久々に小学生の頃の文集を読んでみたら、今やっている事をやりたい事として書いていたのに気が付いて驚きました。
意識はしていませんでしたが、昔から興味の対象が変わっていないんですね。
カメラマンという枠にとらわれず、ライターやレポーターなど、興味のある事については日頃からやってみたい、興味があると口にしておけばそれを聞いた方がいろいろな話しを持ってきてくださり、縁を繋いでくれます。
今もやりたい事については何でも挑戦してみる真っ最中です。

やりたい事、して欲しい事はなるべく言葉にしています。(松本)

山本 私は昔、病院に入院した時に看護師の方からとても優しくしてもらえた事が強く心に残っていました。
自分も同じように人を癒せる看護師になりたいと思い、看護師になるための進路を歩み無事就職となったのですが、結婚・出産のタイミングで一度現場から離れる事となりました。
結婚前から「子どもを産んでも今の仕事を続けていきたい」と口にしていたので、出産後は子どもがいるというそれまでとは大きく違う環境でありながらも、現場で働ける方法というものを考えていました。
薬の名前もすぐに変わるような移り変わりの激しい中で、看護師は現場に入れない期間が長いと仕事に置いて行かれてしまうと常々感じていましたし、母親でありながら社会人でありたいとも考えていたため、なるべく早く現場復帰をしたいという思いがありました。
けれど、やっぱり出産前とはいろいろなものが変わる中、以前は正社員として夜勤も交えた働き方をしていたのですが、視点を変えて短時間勤務ででも出来るところはないかという探し方に変えてみたんです。
子どもが小さいうちは短時間勤務でもいいかな、と。
そう切り替えてから看護師としての仕事を探したところ、短時間かつ勤務に融通を利かせてもらえる職場を見つける事ができました。

一人の時間を作る事も大切。家族の協力あってこそです。(山本)

やりたい事を続けるために必要だと思うことは何ですか?

松本 私がカメラマンの道を歩み続けるためには、家族の協力が必要不可欠と考えています。
カメラマンという仕事の特性上、遠方出張や遅い時間の撮影というものがどうしても避けて通れないのですが、家事、育児、その他どれにおいても家族が全面的に協力し支えてくれているために、母という立場でありながらカメラマンとして私個人として、やりたい事をやって来れていると感じています。
今、カメラマンとしていろいろな方々と携わらせていただいている中で、写真を通して喜んでいただけるのは本当に嬉しい限りです。
また、カメラマンとしての活動をキッカケとし、やりたいと思ういろいろな夢が叶っていっているのを感じています。
これも家族の支えあってこそ。支えてもらうばかりではなく、お互いに50/50で支え合える関係性を築いていきたいです。

山本 家族の協力はやっぱり欠かせないですよね。
私の場合、育児と仕事の他に一人の時間を取って息抜きをする事がとても大切なんですが、そういった時間を作ろうと思うとやっぱり自分ひとりでは難しい面もあります。
そういう時、子どもを預かってくれる家族の存在は本当にありがたく、支えられているんだなと実感します。
また、同じ子育て世代が多く働く職場のため、子どもの行事休みや急病の際にはこころよくサポートしあうことができる環境にも助けられている、と感じています。
出産前と同じように働く事はどうしても難しいけれど、だからといって諦めるわけではなく、働き方や働く場所を選ぶ事によって今できる範囲内で出来る事をやっていきたいと考えていますし、もう少し子どもが大きくなればまた正社員として働きたいと考えています。
自分の夢を諦めないためにも自分が今置かれている状況とこれから先の未来のために出来ること、その中で実現可能な条件を揃えていく作業というのが必要な事だと思います。

仕事に子育てにと忙しいお二人ですが、どういった気分転換方法をお持ちですか?

山本 先ほどの話と重なりますが、家族に子どもを預け姉と二人で出掛ける時間は日常の疲れなども吹き飛ぶ大切な時間ですね。
仕事と育児ばかりですとどうしても疲労がたまってしまいますので。
仕事終わりに母に戻るまでの間、時間をやりくりして一人でショッピングしたり小説を読んだりといった時間を確保することもリフレッシュになっています。
そういった気分転換といった面でも家族に支えられていると感じますし、こういう時間があるからこそ仕事と育児を頑張れるんだと思います。

松本 私の場合は友達とおしゃべりする時間が欠かせないですね。
友達と過ごす時間は楽しいですし、しゃべる事自体がストレス発散になっているんだろうなと感じます。
また、大好きなアーティストがいるのですが、そのアーティストの音楽を聞く時間もリフレッシュに繋がっています。
移動が多い仕事なので、その時間に音楽を聞くことによって時間の有効活用が出来ますし、ちょっとした時間の使い方を工夫することが仕事と子育てのバランスを取っていくためには必要なんじゃないかな、と思います。

ありがとうございました。

看護師
山本 靖子

岡山県生まれ・倉敷在住の看護師。子育てとの両立をはかるため現在は短時間での勤務を選択し、仕事と育児のバランスを取りながら昔からの夢であった看護師の仕事を続けている。


フォトグラファー
松本 紀子

岡山県生まれ・岡山在住のフリーランスフォトグラファー。マタニティフォト、ファミリーフォトを中心とし、自身の作品も制作中。写真講座の講師やライター、レポーター等さまざまな活躍を見せている。

               
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