Talking Room vol.5

vol.5 伝える仕事に携わる2人

異なる立場の2人が出会い、化学反応を起こすトーキングルーム。
第5回目となる今回は、独立し動画制作【INFINITAS】としてさまざまな動画の制作をおこなう多田芽美さん(以下、多田)と、インターネットラジオ局【ゆめのたね】のパーソナリティを務める後藤蓉子さん(以下、後藤)の【伝える仕事に携わる2人】がお届けします。

 

動画制作・ラジオパーソナリティと、それぞれ違った形でメディアに関わられているお二人ですが、今の仕事を始めたキッカケは何ですか?

多田 私は元々、学校卒業後はホテルにサービススタッフとして務めていたのですが、その時にサービスとしての仕事をおこないながら音楽やマイク音量の調整をおこなう音響の仕事をする機会がありました。
そこで身につけた音響としての知識を活かして仕事を移り変わり、結婚式場などで音響を担当する仕事を今と同じフリーランスに近い形態でおこなっていたのですが、その経験からメディア制作会社に入社することが出来ました。
そこは音響担当として立ち上げから入社した会社でしたが、動画制作に力を入れていきたいという方向性になり、そこで初めて動画制作に携わる事になりました。

同じ職場の動画制作に詳しい方から技術を学ばせてもらいながら、自分でも独学を重ねていきました。
そこでは4年間、動画制作に関わらせていただいていたのですが、身につけた知識と経験を活かし、より自分らしい動画制作に打ち込める環境に身を置きたいと思い独立の道に踏み出しました。

 

後藤 前職と今の業種の違いに驚かれる方がとても多いのですが、ゆめのたねでパーソナリティを務める前は警察官として仕事をしていました。
3年間務めた後、自分のやりたい事を改めて見つめ直したいと考え、警察官の仕事を辞める事を決めました。
何でもやりたい事をやってみようと考えていたタイミングで、元々大学の頃からの知り合いだったゆめのたね放送局の代表と会って話す事になりました。
ちょうどこの頃、ゆめのたね放送局自体が立ち上げとなる時期だったんですが、ゆめのたねはパーソナリティがいないと成り立たない形態のラジオ放送局のため、ラジオに興味がある人やゆめのたね放送局の仲間になってくれる人を探していたようです。
私のその時の状況を話した結果、パーソナリティをやってみないか、とお話をいただいたのが今の私に繋がるキッカケでした。

パーソナリティになるには3ヵ月の養成講座に通う必要があり、これもご縁だと思いパーソナリティを目指して講座に通い始めたのですが、講座を終えるタイミングでちょうど岡山スタジオの開局に動き出していた事もタイミングの良さを感じる出来事でした。

 

こういった仕事をしたい、という想いは昔からありましたか?

多田 昔からの夢というよりは、自分が経験を重ねていく中で生まれた「やってみたいこと」といった感じですね。
音響の仕事も動画制作も、自分がその時々で興味を持った事をしていく中で、やれることが増えていった中からひとつの選択肢を選んでいったような感覚です。
もちろん動画制作の仕事はフリーランスとしてはまだまだ始めたばかりですし、どんどんお仕事を受けていきたいと感じていますが、動画制作だけにとらわれずにやれる事はなんでもやっていきたいな、と考えています。
実際、お話をいただいているお仕事の中には動画自体の制作を飛び越え、企画構成やディレクションといった動画制作のさらに前段階から関わらせていただけるお話をいただく機会も増えてきました。
私が動画制作に携わったことも流れの中のひとつの出来事だったので、いろいろな事に目を向け続け、挑戦できることにはこれからもしっかりと挑戦していきたいと考えています。


私は昔から考える前に動こう、やってみよう、という想いが強く、動画制作もその気持ちに突き動かされてきた結果身につけた知識と技術でした。
やる前から出来るかどうか考えたり、失敗した時の事を考えてしまったり、そんな風に考えすぎても頭が痛くなるだけですし、まずは挑戦!
挑戦してみてダメなら対策を考えるなり道を切り替えるなりして、フットワーク軽くいろいろなことに挑戦していく、というのが基本スタンスです。

 

後藤 私も多田さんと同じですね。実は喋って発信するといったことは私自身はあまり得意ではないんです。
やりたい事をやろう、探していこうとしていた時期、今だと思えるタイミングでお話をいただいたからこそ始めたもので、それもお話をくださった方がやる事ならきっと面白い事になるだろうな、という期待があったからこそパーソナリティへの道を歩み出すことができたと感じています。タイミングとご縁、それからちょっとした直感に動かされて始めたものではありますが、ラジオパーソナリティとしてゲストの方々の話を聞くうち、自分が体験したことのない職種の話やいろいろな立場にある方の考え、何かを始めるにあたってどういった想いを持たれているのか、そういった話を聞く楽しさ・面白さに目覚めていきました。
ゆめのたねでの放送は自分の考えや想いを発信する場というよりは、私が出会った人たちにやりたい事を発信してもらう場だと今では考えています。
始める前から喋ることは苦手だから、と身を引いていたら出会えなかった楽しさですね。


ゆめのたねのパーソナリティは、特別な人ばかりではなく何かを発信したいという想いを持っている人であれば素人でもパーソナリティになれることが大きな特徴です。
私の場合はその発信したいものが自分の中にあるのではなく、お呼びするゲストの方にあるタイプのパーソナリティなんですね。
なので、ゲストとしてお呼びする方を決める時も、職業や活動にとらわれずに是非この人の話を聞きたい、発信してもらいたいと感じた方をお誘いさせていただいているので、とても新鮮な刺激をいただける場になっています。

 

仕事やプライベートで、これからやっていきたい事や夢はありますか?

多田 いずれ今のこの仕事を法人化させる、という夢があります。
その先の夢もあって、日本だけではなくて海外からも仕事を取って来るようにしていきたいと考えています。
日本以外にも目を向ける事はそれだけ大きな世界を相手にするため、必ず自分のスキルアップに繋がりますし、日本の中だけでやろうと思うと少し規模が小さいかな、と感じている部分もあります。
日本はどの地域でも地域密着型な面を持っていて、新しい事を受け入れてもらいにくい空気がどこか漂っていると感じています。
日本の中だけではやりたい事を全部はやれないな、と。
なので、海外でも通用する動画制作を目指し日々技術を磨いています。
また、そのために……というわけではないのですが、付き合っている彼がブラジルの方なので、日常から英語を交えて会話をするよう心掛けています。
彼は日本語も話せるのですが、私自身がまだまだ英語を勉強している身なので、日常会話に英語を取り入れる事で自然とスキルアップに繋がっていると感じています。
彼と力を合わせ、海外に向けて新しい事を始める準備を着々と進めていけたら、と日々いろんな話し合いを重ねています。

後藤 時間や場所にとらわれない生活がしたいな、と考えてはいます。自分自身がどうなりたいとか、こうしたいといった明確なものは今は持っていないのですが、ゆめのたねを通じて夢を持っている方や、やりたい事に向かって頑張っている方の想いや考えを少しでも多くの方に発信していくお手伝いをしたいという気持ちでいつもラジオパーソナリティを務めさせてもらっています。
ゲストの方、ご縁があった方の話を聞かせていただくことは、私自身がこれから何をしていけるのか考えるいい時間になっているといつも感じているため、リスナーの皆さんにとってもそうであってもらえたら、という想いがあります。
身近な存在のゲストの方々が、どういった想いを持ち何をしたいと考え、そのためにどう行動してきたのか。
それを知れることは、これから何かしていきたいと考えているリスナーの方にとってもプラスになると思うんです。
今はその橋渡しをするこの仕事を楽しみながら、これからの自分のことも考えていきたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

【フリーマガジンmug vol.5 掲載】

 


INFINITAS 映像クリエイター
多田 芽美

2017年からフリーランスとして映像制作に従事。企画から映像編集までおこない、「やりたいことは思い立ったらやる」という考えのもと、どのような事にでも挑戦している。法人化も視野に入れ、事業拡大を目標として邁進中。



インターネットラジオゆめのたね放送局 岡山スタジオリーダー&ラジオパーソナリティー
後藤 蓉子

ゆめのたね放送局岡山スタジオでの音響・スタジオ管理等をスタッフとしておこなう傍ら、自らもパーソナリティとしてラジオ番組を持ち、ご縁のあった方をゲストに迎え『ご縁・応援・貢献』をテーマに発信している。

               
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